これまで「きつい」「しんどい」「辞めたい」と思いながらも我慢しながら働き続けてきたけれど、これがあと35年も40年も続くと思ったら絶望的な気持ちになって、転職を考える人も少なくありません。
転職コンサルタントをしている知人に話を聞いてみると、20代の内に転職を考えるプログラマーは非常に多いそうです。
会社員プログラマーとして働いているのであれば、出世しないことには年収は上がらないですし、出世できないと分かっている、年収が上がらない会社にいつまでも残り続けるのはリスクでしかありません。
でも周りも見ていると、実際には「転職はしたいけどどうしたらいいか分からない」「転職成功のイメージが湧かない」「何となく転職するのは不安」となかなか行動に移せない人が多いです。しかし、行動を起こさなければ何も変わりません。
今回はそんな「20代のプログラマー」が転職するなら、転職先にはどのような選択肢があるのか、そして転職で公開・失敗しないためにはどうすればいいのかについて解説していきたいと思います。
Contents
▼20代プログラマーが転職を考えた際にまずやるべきこと

①何を重視して転職するかを明確にする
まずは転職で後悔しないために転職活動の軸を決めましょう。あれもこれもと欲張っても、あなたがよほどハイスペックの人間ではない限り手に入らないので、「何を重視して転職するのか」しっかりと整理して、優先順位をつけましょう。
具体的には「残業の少ない会社に移りたい」「年収をもっとアップさせたい」「人間関係の良い職場にいきたい」「もっとやりがいのある仕事がしたい」「もうIT業界から抜け出したい」などです。
これが出来ていれば、転職エージェントとしても非常にあなたに協力しやすいですし、これさえ出来ていれば転職活動をして後悔することはまずないでしょう。
②転職しようか悩んだら早めにエージェントに話を聞きに行く
働きながら転職活動をするのは非常に大変ですし、真面目な人ほど周りが残業している中で自分んだけ早く帰って転職活動するなんて無理だ…と頑張りぎてしまって、ある日突然張りつめていた糸が切れたかのように頑張れなくなってしまうことがあります。
そうなってしまうと、次の転職先が決まっていないままに「とりあえず辞めよう」となってしまいがちですが、そのような転職は本来好ましくありません。
実際に、私が初めて転職したときはこのパターンで、幸いにもすぐに転職先が決まったので良かったですが、なかなか決まらずに長期化してしまうと、金銭的に困ったり、空白期間がどんどん伸びていくことに焦りを感じて妥協した転職をしてしまいがちです。
本当はもっと良い職場で働けるのに、焦ったことによってやや不満の残る転職になってしまう可能性もありますので、転職しようと思ったら早めにエージェントに相談にいきましょう。
平日夜しか対応してくれないエージェントもありますが、大手の「マイナビエージェントIT」「レバテックキャリア」あたりは土日でも個別相談会を実施してくれています。
個別相談は転職すると決めている人だけでなく、転職しようかどうか悩んでいる人も利用できますし、相談したからと言って転職をしなければいけないこともありませんし、転職することを無理に勧められることもありません。
個別相談会に行ってみるだけで、「いまの自分ならこれくらいの企業に転職できるのか」とか「年収はこのくらいならもらえるんだ」など色々な気づきがありますし、転職後のイメージも沸くので、悩んでいるのであればまずは一度相談に行きましょう。
③日頃から転職の情報収集を行う
本当に良い求人というものはすぐに埋まってしまうので、あなたが転職したいというタイミングで常にあるものではありません。そのため、本当に良い転職をしたいのであれば、日頃から定期的に求人の情報をチェックしておくべきです。
転職エージェントに登録すると、あなたの条件にあった求人情報がメールで送ってもらうことができるので、転職活動用にアカウントを作っておくのがいいでしょう。
私が利用したことある転職エージェントは全てメールで求人情報を送ってくれたので、ストレスに感じることもありませんでした。
私は実際にあったことがありませんが、いちいちい電話連絡をしてきたり、質の良くない求人もがどんどんメールで投げてくるエージェントもあるそうなので、よく分からないエージェントは使わないようにしましょう。
先程も紹介した「マイナビエージェントIT」「レバテックキャリア」は、「量より質」を重視しているエージェントなので、本当にあなたに合っていると思った求人だけを紹介してくれるところがおすすめのポイントです。
個人的には、この2社さえ登録しておけば十分だと思います。
▼20代プログラマーが転職するなら同業種か?異業種か?

これまでプログラマーとして働いてきて、プログラマーの仕事は好きだから続けたい!でも待遇が悪いのを何とかしたい!というタイプの人は比較的転職がしやすいです。
同業種での転職の場合は、20代ならまだまだ需要はありますし「仕事が楽になって更に待遇も上がって満足」ということも珍しくありません。IT業界はいま人手不足なので就職活動もそれほど苦労しないと思います。
「マイナビエージェントIT」「レバテックキャリア」のような大企業の求人が豊富なプログラマー向けの転職エージェントを利用すれば、頑張り次第では中小企業から大企業に入社することも可能です。
問題はこれまでプログラマー続けていて、もうプログラマーの仕事はもううんざりだ。異業種に転職したいという人です。
異業種に転職するということはこれまでのキャリアをほぼリセットすることに等しいで、待遇はもちろん下がります。異業種に転職したいなら、派遣からスタートすることも覚悟して転職活動を始めるくらいの強い気持ちが必要です。
同じプログラマーでも、会社や働き方によっては全然満足度が違います。いまの会社での働き方にどうしても満足できないという場合は、会社を変えてみたり、SIerではなく一般企業のシステム部門で働く社内SEを目指すという選択肢もあります。
社内SEはSIerと比べると納期に追われて徹夜したり、残業まみれになることもほとんどないですし、比較的働く人の満足度が高い職種です。
中には社内SEでも忙しくて大変な会社もありますので一該には言えませんが、まずはこれまでの経験を活かせる職種に転職してみて、どうしてもプログラマーの仕事が合わないと感じるようであれば、異業種転職するくらいの方が賢明だと思います。
▼20代プログラマーにおすすめの転職先

①やりがい重視なら「WEB系エンジニア」
プログラマーの転職先として人気なのが「WEB系エンジニア」です。
SIerとして働いている場合は、要件定義や詳細設計は上流工程を担当するエンジニアが行うので、下流工程ではプログラミングだけをすればいいのですが、ただ言われた通りにプログラムを書くことにうんざりしている人も多いと思います。
そんな中で、WEB系のエンジニアの場合は、システム開発の規模が小さいため、SIerのようにウォーターフォールモデルで工程毎に役割が分かれているようなことが少なく、多くはアジャイル開発で行われます。
そのため設計から開発までを、1人のエンジニアが一貫して行えるところにやりがいを感じるというエンジニアが非常に多いですね。
WEB系エンジニアになると、プログラミングだけではなく要件定義などのシステム設計から行うので、、単純あITスキルだけではなく、コミュニケーションスキルなども求められますが、エンジニアとしての将来性は非常に高くなりますね、
WEB系の会社は、社内がおしゃれだったり、服装も自由だったりと、今風の会社が多いところも魅力の1つですね。
②ワークライフバランス・安定さ重視なら「社内SE」
プログラマーとして働いている人の中で、最も母数が多いのは上記で紹介したSIerだと思いますが、SIerが合わないと感じている人には一般企業のシステム部門で働くことをおすすめします。
一般企業のシステム部門で働くプログラマーは「社内SE」と呼ばれていて、エンジニア職の中では、ワークライフバランスが安定していて、ユーザーとの距離も近いことから人気の職業です。
IT業界にいたら全然たいしたことないレベルでも、一般企業に行けばそのITスキルが非常に諜報されることはよくあります。社内SEの業務は幅広く、会社によって内容は大きく異なりますが、社内の何でもIT屋さんのようなイメージがいいんじゃないかなと思います。
直接人の役に立つことが好き、人に感謝されることが好きという、奉仕の精神がある人には非常に向いているんじゃないかなと思います。
③会社員で年収を上げたいなら「大手SIer」
会社員のまま年収重視を上げたいなら、大手のSIerに転職するのがベストでしょう。IT業界の中では年収としてはSIerが一番高いですが、比較的忙しくてストレスの掛かる業界で、個人的にはあまりおすすめはしません。
SIerは合う合わないがはっきりと現れる職業なので、現在SIer以外で働いている人以外は飛び込まない方がいいかなと思います。
現在SIerで働いていてやっていけそうな人は、より大手でベースの年収が高い企業への転職を選択しの1つとして考えるのが良いと思います。
▼IT転職したいエンジニアにおすすめの転職サイトはこちら

④年収を上げたいなら「フリーランスプログラマー」
これまでプログラマーとして何年もキャリアを積んできたのであれば、もっとも簡単に年収を上げるのはフリーランスプログラマーになることです。
過去の私もそうでしたが、いきなりフリーランスがおすすめと言われても全然イメージが湧かない、どのように仕事を取って来たらいいか分からないという人がほとんどだと思います。
しかし、いまはフリーランス専門のエージェントがいて、エージェントが仕事を取ってきてくれますので、、私達はそこから案件を選ぶだけで仕事を受けることができるんですね。
案件にもよりますが、ほとんどの仕事はそこまで高いスキルが求められるようなことはなく、実務経験が3年程あれば十分に仕事が受けられますし、平均で月60万円程度は稼ぐことができます。
フリーランスは不安定なんて昔は言われていましたが、いまはエージェントに登録すれば仕事はいくらでもありますし、ずっと月20万円程度の収入で昇給もしない未来の見えない状況の中で働き続ける方がよっぽどリスクだと思いませんか?
月60万入ってくるようになったら将来への不安は一気になくなります。
実務経験が3年程あるプログラマーの方は、まずは業界最大手である「レバテックフリーランス」や「ギークスジョブ」に登録してエージェントに話を聞いてみて下さい。
個別面撰を受ければ、自分がフリーランスとして通用するのかどうか、月いくらくらい貰えるのかなどの市場価値が把握できるようになりますし、フリーランスになった後はどんな風に働くのかというイメージが一気に沸くようになると思います。
▼エンジニアにおすすめのフリーランスエージェントはこちら

⑤もうITが嫌なら「異業種転職」
どうしてももうプログラマーとしては働きたくない、IT業界を脱出したいというのであれば異業種に転職するという方法もあります。ただし、これまでのキャリアを全く生かせない職種に転職するということは、キャリアをリセットすることになるので、年収ダウンはま逃れません。
ITは非常に重要が高く、どの業種に行っても必要とされますので、出来ることなら社内SEなど、これまでのキャリアを活かせる転職をおすすめします。
しかし、プログラマーがどうしても嫌でもう二度とやりたくないという場合は、残り35年も40年も間合わない仕事をやるよりは、自分が楽しくやりがいを感じられる仕事をやった方が、あなたの幸せにつながると思うので、転職するという選択肢もありでしょう。
30代になると異業種転職はかなり厳しくなるので、20代の内に転職エージェントに相談して、あなたのキャリアでどのレベルに企業に就職できるかを聞いてみましょう。異業種への転職なら「マイナビエージェント」「DODAエージェント」「リクルートエージェント」あたりがおすすめですね。
▼異業種転職したいプログラマーにおすすめの転職サイトはこちら

▼20代の転職を成功させるための3つのポイント

①自分の強みとこれまでの経験を活かせることをアピールする
20代は「やる気」「ポテンシャル」だけでも十分に採用されることもありますが、それと合わせて、これまでの経験をどのように生かせるかということをしっかり伝えられると周りと差をつけられます。
直接関係のないようなことであっても「言われたことをこなすだけではなく自発的に取り組んだ」とか「業務のこんなところに疑問を感じた」とか「業務効率を○○%改善した」などアピールできることは必ずあると思います。
なかなか思い浮かばないという方は、転職エージェントに相談しながら考えると良いでしょう。
転職エージェントは求人を紹介してくれるだけではなく、職務経歴書の作成や面接対策もサポートしてくれますし、受けたい企業の内部情報なんかも教えてくれます。これらを利用してしっかりと対策を進めることが転職成功のポイントです。
②辞める理由を明確にして、キャリアの一貫性を主張する
これまでの経験をどう活かせるかということと併せて、「なぜいまの会社を辞めるのか」「転職しようと思ったのか」ということは必ず聞かれます。
その理由が曖昧なままだと、企業側からすると(うちに転職してきても結局不満は解消されずにまた辞めてしまうのではないか)と思われてしまうので、採用に踏み切れません。なので、この質問に対してもしっかりと答えられるようにしておきましょう。
無理にポジティブな理由を作る必要はないので、年収を上げたいなら「年収を上げたい」でいいですし、残業が多すぎたならば「残業が多すぎたので、もう少し自分の人生を大切にしたいと思った」と正直に伝えればいいです。
ここで嘘をついて自分をよく見せようとすると、その場はうまくやり過ごせて入社出来たとしても、後々に自分が後悔することになると思います。
新卒で入社した社会人の3割が辞める原因も、皆就職活動で「自分を良く見せよう」と背伸びし過ぎているからだと思います。面接は、試験というよりもマッチングの場だと思って、合わない会社に無理して入ることはないと思うとポジティブに転職活動を進めることができます。
③信頼できる転職コンサルタントを見つける
3つ目のポイントは「信頼できる転職コンサルタントを見つけること」です。
転職を成功させるには転職コンサルタントの協力が必要不可欠なのですが、コンサルタントによってはサポートが不十分な場合もあります。その際に、この人でいっかと妥協してしまうと、転職後に後悔することになるかもしれません、
先程、転職エージェント「マイナビエージェントIT」「レバテックキャリア」がおすすめと紹介させていただきましたが、最終的には担当者次第なんですよね。担当者を変えてもらうこともできますが、なかなか言い出しづらいと思います。
私も初めて転職エージェントを使った時は、担当者がちょっと頼りないな…という印象を受けたのですが、担当を変えてくれとは言いづらいので、他のエージェントを使って転職活動を進めました。
「この人に転職サポートをしてもらいたい」「この人の言ってることなら信頼できる」と思えるコンサルタントに出会えるまでは色々なエージェントにあってみるのがいいと思います。あまり多すぎても疲れてしまうと思うので、まずは2社くらい使ってみるのがおすすめです。
信頼できるエージェントが見つかれば、転職活動がうんと楽になりますし、自分の実力で受かる最大限の企業に受かることができます。そして、転職後に後悔することもなくなりでしょう。
転職は人生の重大イベントにも関わらず、勢いで転職してしまう人が非常に多いので、家を買う時と同じくらいの気持ちで、慎重に丁寧に転職活動を進めることが大事です。
▼現状に不満があるなら転職を先延ばしにせず、すぐに行動するべき

現状に不満があるならまずはやれることから始めてみましょう。転職に漠然と不安を抱えている場合は、まずは一度転職のプロである転職エージェントに相談してみることをおすすめします。
「なかなか転職を決断できない」「転職できるかどうか不安」「いまの職場を辞めにくい」「得体の知れない不安がある」そんな風に感じるのは、あなただけではありません。
転職活動を考えている人なら誰しもが感じる不安なので、不安を解消するためには、あなたが「行動するか」「行動しないか」だけです。
これまでプログラマーとして頑張って働いて、いま仕事が楽しくなかったら、この先いまの環境で急に仕事が楽しくなることはありません。
それを仕事だから割り切れるならいいですが、あなたがもし閉塞感を抱えていたり、貪欲に幸せを追求したいのであれば、一度きりの人生ですし勇気を出して行動してみてはいかがでしょうか。
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